ヒメユリ

百合小説サークル「ヒメユリ*ひメユり」です。主に活動と百合について語ります。
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『わたしの気持ち?』(澪+律)けいおん!SS

澪と律です。(´∀`*)ウフフ
なんか書いてるうちにもったいぶりたくなったので
もったいぶってみましたwww
続きも気が向けば書くかなー?書くと思うよーw

さて、次は梓と唯をイチャイチャ、チュッチュさせたいわー(紬 w


続きを読むからいってらっしゃいませ~。




『わたしの気持ち?』(澪+律)けいおん!SS


なんだよ、律の奴。

 私は家に帰るとさっさと着替えて手を洗う。洗面所の鏡で自分の顔を見つめているとムッとした律の顔がなぜかだぶった。
 恋愛てのはきっと自由な発想だって私は思ってる。ま、確かに唯と梓がそう言う…仲になっちゃった事には驚いたけど、でも、それを全力で否定しなくても良いんじゃないかと私は思うんだ。むぎが言っていた様に、当人達が幸せだと思う事が一番だと思う。なのに、律と言ったら頑に拒否するもんだから、そう言う態度取られたら私だって頭に来る。

 「バカ律」

 少し乱暴気味に蛇口を閉めてタオルで手を拭いてそのまま髪を一つにまとめる。夏の暑い時期にこの髪は邪魔臭い。でも、外では私の顔を少しでも隠してくれるから、出来るだけまとめないで降ろしたままにしている。

 今日は宿題が多めに出ていたから取りあえず気分でも換えようと机に向かい、私はノートと教科書を広げた。





 律は明日どんな態度に出るだろう…。
 宿題中もなんとなくそんな事をぼんやりと考えていた。律の事だから、何事も無かった様にケロッと私の前に現れていつも通りに接して来るか…それとも、前に熱を出したときの様おかしな態度にでるか…。どちらにせよ明日学校に行くのがちょっと憂鬱になってしまった。

 「…ん?」
 バイブレーションにしたままの携帯電話が急に机の上で踊り始めたので慌てて取るとディスプレイには「梓」の文字。…なんだ律じゃないのか…と正直どこかで思ってしまったり。

 「もしもし、」
 『あ、梓です。夜分遅くにすいません、澪センパイ、今大丈夫ですか?』

 梓らしい丁寧な挨拶に私はちょっとだけ吹き出しそうになったけど、バレない様に押さえて、梓に大丈夫だと伝えた。

 『あのですね…』

 梓の電話は昼間のあの事件についてだった。
 梓と唯の発言から、わたしたちがが二人はつきあっていると勘違いして、それが否定されないままにずるずるとおかしな方向へ進んでしまったのだが、当事者である唯は最後の最後まで、みんなに勘違いされている事に気がつかず、やっと気がついた。と、思ったら本当に唯が梓に自分の気持ちを告白をしてきた。というワケらしい。…なんともややこしい話だ。

 「で、どうなんだ?…その、唯の事」
 『えっ……』

 私の言葉にハッとさせられた様な声を出す梓。結局、梓は自分の気持ちを今まで一度も表現していない。おそらくは本人も気がついていないんだろうけど、おそらく、これは…。

 『わ、からない…です』
 「そうか…」

 梓はどうやら自分の気持ちを現すのが苦手らしい。ま、私にも多いに言える事だけど、唯や律の様に直情型では無い分、なかなか自分をさらけ出すことなんて出来ない。実際に私だって自分の気持ちに気がついていない部分もきっとある…。例えば……、なんで今日、律に対してあんなに腹を立ててしまったのか…とか。

 『なぁ、梓にとって唯ってどんな奴なんだ?』

 頭の中に自分にとっての律が思い浮かんだとき、梓に同じ質問を投げかけてみた。すると、ずいぶんと駄目な部分が目立つ様で聞いているこちらがいたたまれなくなるような事ばかり梓は続けた。

 『でも…いつも優しいし、実は努力家だし、ギターとかもホント尊敬しますし…それに……すごくあったかい』

 電話口からの声から、幸せそうな梓の顔が思い浮かんだ。

 『あ、あれ?』
 
 急に電話口の彼女の声がしおらしくなる。心配していると、鼻をすする様な、小さな嗚咽が聞こえて、梓が泣いていることに気がついた。そして、彼女はやっと自分の気持ちに気がついたようで、ちょっとだけ背中を押してやるとおそらく、電話口で頭でも下げているのだろう、何度も感謝の言葉を伝えて、風の様に電話を切った。

 「ふう……梓、がんばれよ」

 携帯電話を充電器に立てると私はそのままベットに寝転がった。なんだか今日は疲れたなぁ…。天井を見ながら全身が妙にけだるいのを感じる。ヘッドフォンをしてそのまま目をつぶった。新曲の歌詞も考えなくちゃいけないし、でも正直な所そんな気分でもない。むぎの奏でるメロディーラインを延々と聞いているうちにだんだんと眠気が襲って来る。
 お風呂も入ったし…今日はもうこのまま寝ちゃおうかな…。頭の隅っこでそんな風に思っていると、遠くの方でドンドンとドラム音が聞こえる。あれー、これドラムもいれてたっけー?…相変わらずメロディーのテンポを無視したペースだなぁ~。なんて思っていると急に耳周りが涼しくなった。

 「へ?」
 「澪!電話だっていってるでしょ、律ちゃんからよ」

 ママの顔がそこにあり、グイっと子機を差し出された。なんで家電(いえでん)…?なんだかよくわからないままにママから子機を受け取ると、済んだら返しなさいよ、と言いママは部屋から出て行ってしまった。

 「……もしもし…」
 『ちょ、お前なんで電話でねーんだよっ』
 「え?電話?」
 『そーだよっ!携帯何度ならしても出ないし、メールしても返って来ないし』

 驚いて携帯電話を見ると着信が10件メールが15件とかいう恐ろしい事態に…。慌てて時計を見ると梓との電話を切ってから1時間以上も経っていた。

 「あ…ごめん、寝てた」
 『てか、電話があんだけ鳴ってたら起きるだろ』
 「しかたないじゃないか、ヘッドフォンつけたまま寝ちゃってたんだから」
 『はぁ~!?こっちはちょっと…心配してたのによぉ』

 …律が?心配?なにお?

 『んまぁ…いいや、なんか』
 「なんだよ、用事があったんじゃなかったのか?」
 『え、あ、あぁまぁ…その、…昼間さ、言い過ぎたしさ』
 「え?」

 …正直、律がこう来るとは思っていなかったから…色々とぐちゃぐちゃ考えていた事やこんがらがっていた気持ちが、するりとほどけて何かがすとんと落ちてしまった感じがした。

 「いや…いいんだ。私もムキになりすぎたし」
 『……あー…なんだ、その…別にさ、そう言うのも有りかなとか…』
 「律…」

 律はたまにこうやってモジモジする、多分、律だっていっぱい考えたんだろう。おそらく宿題も手につかないほどに。…まぁいつも宿題はほとんど手につかないみたいだけど。…でも、いっぱい考えたから、こうやって今電話をして来ている。…私に取っては、律から連絡をくれた事が嬉しくって、あのままだったらきっと明日も律と喧嘩しちゃいそうな気がしていたから。

 『えぇーっとぉ…むぎや澪が言ってたとおり、本人たちが良ければ…確かに…』
 「…ありがとな、律」
 『え?……あー…おう』
 「クスクスクス…」
 『な、なんだよぉー』

 照れているであろう、電話向こうの彼女に、私は感謝をしながら、その姿を思い浮かべてクスクスと笑う。だって、相変わらずこう言うところは不器用で、昔から進歩ない。
 私たちはひとしきり話をすると、また明日学校で、と、おやすみの挨拶をし、電話を切った。そのまま子機を元の位置に戻して、再びベットに潜る。

 「梓たち…上手くいったかな…」

 部屋の電気を消して、また天井を見つめる。梓と唯。梓がたまたま軽音部に入ったから唯と出会い、先輩後輩っていう垣根を超えて、おまけに同性っていう縛りも飛び越えてお互いに好きになるなんて…。なんか凄い。私と律なんてもう10年以上も一緒にいるけど、そう言う気持ちとか考えた事もなかった…。ただ、…ただ、いつも一緒にいる事が当たり前で。…卒業して、別々の学校に進学してしまえばそれまでかと思っていたけど…。考えてみると、なんかそれは…

 「それはヤダな…」

 ほの暗い部屋でポツリとつぶやいた私の言葉は律という私の中の存在をリアルに現して形にしていく。…そっか、私も律がいないとイヤなんだな…とか。…でもそれが梓や唯が思う気持ちとはきっと違うんだろうとどこかで思う。だって私と律はただの幼なじみなんだ…。唯と和の関係と一緒なんだ…と。

 「寝よう…」

 考えてもそれがどう、なんて答えは見つかる気がしなかったので、目を閉じて時計の秒針を数える様に私は、ゆっくりと眠りの世界へ落ちて行く。
 
  『私は、なかなか自分をさらけ出すことなんて出来ない。自分の気持ちに気がついていない部分もきっとある…。例えば……、なんで今日、律に対してあんなに腹を立ててしまったのか…とか。』

 意識がぼんやりとする中で頭の隅っこで梓との電話のやり取りを思い出した。でも私の半分以上は夢の中で、それのことについて、考えようとすることはなかった。



おわり
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けいおん
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2010年07月08日(Thu) 22:15
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弥家比奈

Author:弥家比奈
2006/10/26/Start
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