ヒメユリ

百合小説サークル「ヒメユリ*ひメユり」です。主に活動と百合について語ります。
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SSねぎま!?『このせつ』 2時間目

1話書いてみてなんとなくこのせつが
わかった(気がする)ので続けて書いてみました。
今回は無駄に長めです(;´Д`)


お時間がある時に続きを読むからどぞー↓



『0o2.結婚て、ただ紙に名前書いてハンコ『ポン』と
 押すだけなんと違うの?  by木乃香』

「せーーーーっちゃんっっ。」
「なんでしょう、お嬢様」

お嬢様がまた、なにやら良からぬ事を考えているようである。
…この間の婿さん占い騒ぎは肝心のお嬢様が気を失っていて
消化不良気味だったらしく、あの後もちょこちょことなにかを
しでかしてくれる。

…まったく、最近より一層やんちゃになって来ているのだから…。
……明日菜さんのせいか?

「なーなー、婚姻届一緒に出さへん?」
「ブハッッッ!!!」
「うわっせっちゃん汚いぃ」

寮の売店でカップのジュースを飲んでいた私は
思わず思いっきり噴出してしまった。

「は、はぃ????」
「せっちゃんもうちとずーっと一緒におりたいやろ?」
「そ、それはそうですが…。でもお嬢様、それは
 根本的に間違っていませんか?」
「どこがぁ?」
「…私もお嬢様も女です。 」
「そや。」
「…そもそも、結婚とは男女が交わす契りの事で…。」
「なんでぇ?…そんなん不公平やわー。」
「…と…いわれましても…。」

なんで?と、きますか…。日本の法律なんですけど、
とお嬢様にいっても判ってはもらえないでしょう…。

「せっちゃんはうちと結婚するのいやなん?」
「で、ですから、問題はソコではなくて…。」
「むぅー!!!」

あぁっお嬢様がむくれ始めたっ。

「せっちゃんなんかキライやっ」
「えっ、お、おじょ…」
「せっちゃんのばかー!!!!」

「こ、このちゃっ…!!!」

うぅ…もぉ…このちゃん、言い出したら聞かへんのんやから…。

「どうしたんです?刹那さん」
「あ、ネギ先生…。…いや…ちょっと木乃香お嬢様と…。」
「木乃香さんがどうかされたんですか?」
「いやー…。………。なんでもありません。」
「刹那さん?」
「すいません、ネギ先生、用がありますので、これで。」


……ネギ先生にいっても仕方ないだろう。
こういうナイーブな問題は一体だれに相談したらよいのやら…。
…やはり楓か?楓くらいしか話になりそうにないな…。



「うむ。なるほど…それは少々難しいでござるな…。」
「私も、お嬢様に何て言ってよいのやら。」
「……そーでござるな…。刹那殿の本当の気持ちをちゃんと
 ぶつけるのが一番よいでござろう。」
「私の気持ち…。」
「刹那殿は実際の所はどうなんでござるか?
 …結婚できればしたいでござるか?」
「ななっ…なんてこと!!…だ、第一私とお嬢様では
 身分が違いすぎる。」
「…それは刹那殿の気持ちとは関係ないでござろう?」
「…そ、…。」

楓に痛い所を使れて何も言えなくなる。…
確かに…確かに私の気持ちではなくて、世間的な柵とか
そういうものからの言い逃れの様だ。

「ま、拙者もあまりそう言うたぐいは得意ではござらん故
 コレくらいしか答えてやれんでござるが。」
「いや、ありがとう。十分だ。」
「がんばるでござるよ。……良い方向に向かうと
 よいでござるな…。」
「うん。」



「ちょっとちょっとー!刹那さんっ」
「あぁ、明日菜さん。」
「木乃香と何かあったの?」

?…なんで明日菜さんがそんなこと知ってるんだろう。

「木乃香さぁ泣きながら部屋に帰ってきて、
 ベットにもぐりこんだままでてこないのよー。」
「はぁ…。そうですか…。…ふむ。」
「『ふむ。』じゃなくてっ」

まいった。…正直そんなに凹んでしまうとは
思ってもいなかった。

「いや、明日菜さん、これはお嬢様の我がままですから
 放っておいても大丈夫です。」
「そーはいかないわよぉ~親友として、ルーム
 メイトとして放っておくわけにはいかないわっ」
「はぁ…。」

うーん…。どうしたものかな…。

「あぁ、明日菜さんっ!刹那さんもっ!」
「あ、ネギぃ~ちょっとあんたからも刹那さんに
 言ってよぉ~。」
「すいませんっ!木乃香さんがっこんな書置きを…」
「「えっ?」」

書置き?
ま、まさかッ家出???

「ちょっと貸しなさい、ネギ」
「ぁあっ」

明日菜さんがネギ先生から紙切れを奪った。
…今度はなんだろう…。

「なになに?『せっちゃんがハンコ突いてくれるまで
 しばらくかえりません。 木乃香』って…なに?
 ハンコって??」
「あぁっな、なんでもないんです。ハンコは、そのっ…
 ご、御免っっ」
「あっ刹那さーんっ!!」


まいった…さすがに私自身こんな風になるなんて
予想もつかなかった。

「刹那さんっ」

「うわっっネギ先生っ」

なぜ?…あぁ…魔法か…。
ネギ先生は杖を消して駆け寄ってくる。

「す、すいません…でもお2人を放って置けなくて」
「…そうですか…。いえ。こちらこそご迷惑を。」
「刹那の姉さん、今回の事件、ひょっとしてコレか?」

カモさんが差し出したのは『婚姻届』と書かれてある
紙だった。…しかも、しっかりと木乃香お嬢様の
サインが入っている。

「これをどこで?」
「いやぁ~兄貴が木乃香嬢ちゃんの書置きをもって
 慌てて走ってった後に落ちてたんすよ。」
「…なるほど…。」

だから書置きには『ハンコ突いてくれるまで』と
記されてあったのか…。

「カモくん、婚姻届ってなに?」
「兄貴そんなこともしらねーンですか?まだまだ
 おこちゃまっすねぇ~。」
「えぇ~。」
「婚姻届ってのはアレっすよ、愛する男女が結婚
 しますって意思表示を国に提出する紙ッすよぉ~。」
「ふえぇぇ?!…じゃ、ここここ木乃香さんは
 結婚するんですか?!」

…これは突っ込むべきなんだろうか…。
むしろ、放置か?

「刹那の姉さん、どうなんすか?」
「え?…どう、と言われても…。私は女ですし、
 お嬢様も女ですし。」
「え?日本では女性同士の結婚は出来ないんですか?」
「はっ?」

な、なにを言うネギ先生っ!?
…あ、そうか。彼は西洋人。そういえば外国では
そういう結婚もあるとかないとか…。

と、いうか、そういう問題じゃない気が…。

「アニキー日本の事もう少し勉強した方が
 良さそうっすね。」
「はぅぅ…。」
「…と、とにかく…。私はお嬢様のそんな意味不明な
 我がままには、うなずきません。あと、これも、
 私がお預かりします。」
「あ、刹那サ~ン。」
「素直じゃねぇな~まったくぅ。」


しかし…。こんな用紙いったいいつの間に
手に入れたのやら。お嬢様のヤンチャぶりに
拍車がかかっているのも、私が普段からお嬢様を
甘やかしすぎていたに違いない。

「あぁ、いたいたっ!刹那さんっ」
「明日菜さ…ン?どうしたんですか?その格好。」
「あ、こ、これはいいのよっ。」

明日菜さんはなぜかほんの数分前に着ていた
服ではなくて麻帆良学園のジャージを着ていた。

「取り合えず、木乃香を見つけるためには
 刹那さんの力が必要なのよ。こっちにきて。」
「…ネギ先生の力を持ってでもですか?」
「そう。なんだか良くわかんないけど、とにかく
 木乃香の事を誰よりも知っている刹那さんが必要なの。」
「……わかりました。」

しかたなく私は明日菜さんの後に続き、明日菜さん
達の部屋に入った。
中にはなぜか絵日記帳を持ったのどかさん。

「あ、すいません、刹那さん。」
「いえ。」

明日菜さんにのどかさんの前に座るように
促されたので、その前に正座をする。

「じゃ、お願いね本屋ちゃん。」
「じゃ、行きますよ?」

のどかさんがこちらを向き

「木乃香さんの事を思い浮かべてください。」

とか細く呟いた。

のどかさんのアーティファクトなのだろうか。
私はまだスカとレアしか見たことがないので
これは恐らく3枚のうちの残る1枚の能力と
言う事であろう。

「あ、あの…木乃香さんのことを…。」
「あぁ、すいません…。」

木乃香お嬢様…。

そもそもの発端はただの紙っキレからなるもので
どうしてそんなことでココまでこじれるか
正直良くわからない。

「あの、ですから…木乃香さんのこ…」
「ちょっと!刹那さんっさっきから余計なこと
 考えすぎよっ!」
「はい?」

…そうか…のどかさんのこのアーティファクトは
人の心を覗くものか。

「あ、ばれた。」
「はぅぁっ」
「…通りで様子がおかしいと思いました。」

私がそういうと明日菜さんが立ち上がる。

「大体っ本屋ちゃんがもっと木乃香のことを
 好きか嫌いかくらい思い切って聞かないからっ」
「す、す、す、す、すいません…」
「明日菜さーん。それじゃ意味がないじゃないですか…」

まったく…コノ人たちは揃いも揃って…。
私はため息を一つついて立ち上がった。


「皆、もぅえぇよぉ~。」


キッチンの後ろからはんなりとした声が聞こえる。
驚いて振り向くとそこにはうつむいて今にも
泣きそうな木乃香お嬢様の姿が。

「あ、木乃香…。」
「みんな、ごめんなぁ~うちの我がままで。」

肩が少し震えているのが見える。
…なんだか私が凄く悪者に思えてくる。

「無理なんようしっとるし……ほんでも、うち
 せっちゃんとずっと一緒におりたい気持ちホンマやし。」
「木乃香…。」
「木乃香さん…。」

お嬢様がそこまで私を思ってくれているなんて
正直思っても見なかった。…それは友達として、
側近として…それとも、私と同じ様な気持ちで?

「ごめんな、せっちゃん。」

「…いいぇ。…」

なんだか気まずい空気が流れる。
これでは本当に私が悪者だ。

「…うち、ちょっとガッコに忘れもんしたから
 取りにいって来るわ~。」

突然お嬢様はそういうと部屋を駆け出て行った。

「あ、ちょっと木乃香っ!!」
「はわわわ、私なんだか余計な事をしてしまいました。」
「いいのよ、本屋ちゃんのせいじゃないわよ。
 全部この。ネギ坊主のせいなんだからぁ~!!!」
「ぐへっ、あ、あすらぁさぁ~ん痛いれふぅ~!!」

ぼうっと立っていると下のほうから名前を呼ばれて
見下ろすとカモさんが「追いかけた方が良い」と
いった。

「まずいっすよ~。実は申し訳ねぇが書置きから
 全部仕組んだ事だったんだぁ~。すまねぇ。」
「なにっ!?じゃ、お嬢様がいて、私から気持ちを
 聞き出そうとかそういうことか?」
「申しわけねぇっ!刹那の姉さんっっ…でも今は
 そんなこと言ってる場合じゃねぇっすよ。
 ここは追いかけるのが最善ッス!」
「…わかった。」

失敗したとはいえ策略的に私から気持ちを
聞き出そうとした皆も悪いが、でも
彼らは悪気があってしているわけではないのは
長い事一緒にいて良くわかっている。
だからココは、目をつぶって、取り合えずお嬢様を
追いかけなくては。



「お嬢様。」

随分と校内を走り回ってやっと見つけたのは日が暮れて、
辺りもすっかりと暗くなった世界樹広場だった。

「……。」

後ろを向いたまま何も言わないお嬢様。
しかたなく歩み寄り、でもどのように声を
かけたらよいのか分からずうつむいて
黙り込んでしまった。

「スンッ…。」
しばらくするとゴシゴシと腕で顔をこすって
お嬢様はこちらに振り向いて

「せっちゃんごめんなぁ~」

とにっこり笑いながら言った。
そして私の手をとって

「うちなぁ~ずーぅっとせっちゃんがうちの
 側におってくれたらえぇなーって思てて。」
「お嬢様…。」
「せやから婚姻届一緒に書いてくれへんって
 言われた時すっごいショックやってん。」

もう片方の手も添えて、そして胸の高さまで
私の手を包み込んだまま上げて、私をじっと見つめる。

楓に言われた事、しゃくだが、カモさんにも
言われた事、どちらも正論で結婚とかそういう
事よりも私の気持ちを正直に伝えるのが
大切だと、それははっきりと分かる。

「お嬢様。…け、結婚とか婚姻届とかそういうのは
 別として…。わ、、、、、わたしもお嬢様と
 ずっと一緒にいたいと思っています。」
「ほんまに?」
「はい。…わ、、、私は…。お嬢様の事を
 ずっと…。」
「このちゃん。」
「へ?」
「コノちゃんって呼んでや。」
「…は、はい。」

いざ伝えようとすると言葉が頭の中でこんがらがって
どうしてもちゃんと伝える事が出来ない。

「こ、このちゃんの事を…一生、、、、、、、、」
「一生?」
「………」

だぁぁぁ言葉がぁぁぁ…!

「せっちゃん?」
「お守りしますっっ」
「えぇ~?」

しまった…そうじゃなくて…。

「そんなん嫌やわ~。うちかてネギくんの力借りたら
 せっちゃん守れるようになるンやもん。」
「あぁ…で、ですが…もとは私の力が…」

ち、違う、そういう話ではなくて

「…せっちゃん?」

お嬢様が上目使いで私を見つめる。
あぁっもぅ!!

「だ、大好きですっ」
「へっ?」

あわわ…言うタイミングが…。

「ホントに?じゃうちと結婚してくれる?」
「いや、ですから女同士ですし、結婚はできませんが…
 その…なんていうか…。」
「あ、そっか…。あ、そや、ネギ君が教えてくれたン
 やけどな、イギリスでは"パートナーシップ"いうてな
 女の人同士でも結婚?みたいなんできるんやて。」
「はぁ…。」
「よし、いまからイギリスいこか」
「はぃ?!」

あぁっまたお嬢様が暴走をっっ

「ま、まってください。」
「何んよぉ~~」

走り出そうとしたお嬢様を引き止めた。
そして、お嬢様をぐっと自分の方に引き寄せて
ぎゅっと抱きしめる。

「せっちゃん?」
「…このちゃん…うちはこのちゃんの事がほんまに
 大切で、このちゃんを守るためにもっと強ぅなって、
 このちゃんの側でずっとこのちゃんを守り続ける。
 せやからそんな契約なんて…必要あらへん。」
「せっちゃん…。」

このちゃんが私の背中に手を回す。
パッとついた街灯に照らされたこのちゃんの
目にはいっぱい涙がたまっていた。

「せっちゃんありがとぅ。…これからもよろしく
 おねがいしますぅ。」
「はぃ。お嬢様。」
「フフ…またお嬢様いうた…。」
「あ、ははは…。」

そういえばこんな噂を聞いた事がある。
この広場の樹の前で告白をしたら
かならずその2人は結ばれるって…。

おそらく迷信だろうが、それでも
ちょっと信じてみたくなる。

お嬢様と共に歩みたい。

「えへへ、世界樹、きれーやなぁせっちゃん。」
「はい。お嬢様。」



■その頃…

「ちょっと…なに言ってるか全然聞こえないじゃないのよぉ」
「し、しかたないですよ、これ以上近づいたら
 刹那さんに見つかってしまいます。」
「あぁっお2人の距離がぁっっ」
「おぉ!?チューか?チューするか?」

明日菜、ネギ、のどか、と一匹は建物の影から
2人を見守って(?)いた。

「えぇっちょっとまじ?木乃香ぁ!!」
「あ、明日菜さん、髪が…くすぐっは、はっ」
「わ、ばかっやめなさっ」
「はっくしょーーーん!!」
「えぇーーーーまたぁ!?~」

「明日菜の姉さん…今日は災難続きッスね…。」
「ですぅ…。」


■そして別の場所からもうひとり…。

「ふむ…やはり婿養子でござるな。刹那殿。」


『しかし…結婚は16歳を過ぎてからでないと
 出来ないでござるよ。       by楓』


終わるっ!


from比奈

はぅあぁっ…長っっ!そしてグダグダっっ
明日菜が途中でジャージになっているトコですが
最後のネギくんのくしゃみから何があったのか
連想してください…。ま、OVAなノリで☆(w

それにしても…ブログで書くにはだんだんと無理な
感じになってきました…。本格的に
立ち上げよっかな…ホームページ。。。
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Comment

萌え尽きた…!笑
編集
このせつ最高~(*´▽`)
特に比奈様のSSはいいですね!!ほんわかします!はんなり!

比奈様の文才ならホームページ運営出来ると思いますよ~(^ω^)w
2006年12月06日(Wed) 00:59
尽きましたかぁ…
編集
美伽様
ありがとうございますっっ文才ですかぁ~
あまり自信ないんですけどね~ホムペちょっと
考えてみます♪
2006年12月06日(Wed) 14:50












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弥家比奈

Author:弥家比奈
2006/10/26/Start
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