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| SS中の人第3弾 『藍ゆう』 |
もう一丁♪
今回はすこーし大人な感じです。 覚悟してドゾー↓
もうどれくらいこうやって見つめ合っているのだろう…。
ゆうは藍に押し倒されたまま硬直している。 藍もまた、ゆうを下にしてその潤んだ目を見つめたまま 硬直していた。
***********『kissing you』********************
「へー、お部屋が2つもあるんですかぁ〜。いいなぁ。」 「んーま、結構古いからさぁ〜。あ、ソファーにかけてて」
地元から上京して仕事をしている藍の部屋にゆうは初めて 招待された。
彼女のキャラクター通りのかわいらしい小物が沢山ある部屋。 ゆうは何だか照れくさくて、辺りをきょろきょろしながらソファーの 端っこにちょこんと腰をかけた。
「ゆうちゃんはコーヒー甘いのだっけ?」 「あ、いえ、ブラックで。」 「ほぉ、おっとなぁ〜。」 「いや、そんな事はないんです、えと…その…。」
お互いがお互いをそう言う関係だと認識してからもう2週間が 来ようとしているのに、相変わらずゆうの態度は変わらず いまだに藍の事を『野中さん』と呼ぶ。
「野中さんは甘い方が…」 「藍・藍ぽん・藍ちゃん。どれか。」 「あっ…藍…さん。」 「はいはい。」
藍はにっこりと笑いながらフィルターに二人分のコーヒーを入れる。
「あ、お湯沸かさないと…。」 「あ。私やります。」
じゃ、おねがいぃ〜とキッチンに入って来たゆうにその場を譲り 藍は客用のカップを探しにカップボードへいく。 そんなちょっとした仕草でも凄く幸せな気分になる。
カップを暖めるため今朝沸かしたポットの湯をティーカップに溜めて 藍はゆうと一緒にソファーに腰掛ける。
「ふへへへ…////」 「/////」
顔を赤らめて藍が笑うとゆうも耳まで真っ赤な顔でうつむいて わらう。
「あ、そうだ…。あのですね、のな…藍さんの写真とか 見せていただけたらなぁ〜とか…思ってたんですけど」 「ん?写真?いつの?前にみんなでBBQしたときとか?」 「違いますぅ…じゃなくて、ほら、学生さんの時とか」 「はぃ?!」
仕事の時の様なアニメ声で藍はおののく。それにも動じないで ゆうは自分のシャツの袖を引っ張ったり指で挟んだりしながら続ける。
「なんていうか…ちっちゃい藍さんとかみてみたいかなーと。」 「いまでもほら、ちっちゃいじゃんっ」 「じゃー若い頃の藍チャン♪みたいな感じの…」 「…どーせ年とりましたぁ〜。えぇ四捨五入したら三十路ですぅ」 「あ、いや、十分若いんですよ、あのそうじゃなくって…だから」
両手をブンブンと勢い良く振りながら必死に自分の気持ちを伝えようとする ゆう。それを知ってておちょくる藍。
「もぉ…。学生の時の写真なんて実家において来ちゃってるもん。 なんでそんなのみたいのぉ?」 「あぁ…なんて言うか、…学生時代はどんな感じですごしてたのかな?とか それから…。」
それから…と発して止めてしまったゆうに首を傾げて何?と藍は促す。 するとゆうは少しためらって、それから続けた。
「…藍さんはどんな人が好きだったのかな…とか…お付き合いしてたのかな…とか…。」
うつむいて袖をピンッとひっぱったままゆうが固まる。 すこし驚いて、でも、そんなゆうの態度がかわいらしくてたまらなくなった藍は 袖を引っ張っていたゆうの手を取って腕を絡めてそのまま繋ぐ。
「なーんだぁ〜、そぉーんなこと気になるんだぁ〜へぇ〜、かわいぃなぁ〜」 「や、…だって…気になりませんか?」 「ゆうちゃんの過去の彼氏とか?」 「あ、ま、私のはその…そんなに気にする事もないと思いますけど…」 「えーそうなの?それは気になるけど…でも今のゆうちゃんは、私の側にいてくれるからいいや。」
そう言いながら藍はゆうの肩に頭を預ける。 とんでもない緊張感が ゆうを取り巻く。
「ゆーちゃんあったかーぃ。」 「あ、藍さん…。」
その時、湯が沸いたという事を知らせるヒューッと言う音が ケトルから雰囲気をぶち壊すかのごとく鳴り響く。
「あ、お湯、沸きましたっっ」 「あぁホントだ。」
スルリとゆうから離れて藍は立ち上がりキッチンへ向かう。 藍の暖かさと、途端に滑り込む冷気がゆうをちょっと寂しくさせる。 藍の後ろ姿を目で追うと用意していたサイフォンに丁寧に 湯を注ぐ彼女の姿が目に入った。 今日は膝下までのフレアワンピース。上には真っ白なニットのボレロ。 自分にはなかなか出来ない格好で、彼女だからこそ似合う。そう、ゆうは思う。
「さて、少し待たなきゃねぇ〜。」 「はぃ…。」 「…?ん?なに?」
戻って来た藍を見つめ続けるゆう。
「いや…かわいいなぁ…っておもって…。」 「えっ…ゆうちゃん…。もぉ…そういう不意打ちやめてよぉー。」 「え、だって…ずっと思ってる事ですし…。」
急に積極的に自分の気持ちをぶつけてくるゆうに藍はこうやって翻弄される。 ゆう自身はただ素直に自分の気持ちを言葉に出すだけなのだけれど 藍にとっては押されたり引かれたりが巧みに感じられて仕方がない。
「ゆうちゃんって以外とプレイ…うーんガール?」 「えぇっっなんでですかっっそんな事ありませんっ!私は藍さん以外見えてないですしっ」 「ほらっ、そう言う事を平気で言えちゃう所とかさ〜。」 「ち、ちがっ…ただ、本当にそう思ってるだけなんです…。本当です…。」
藍の言葉に震えて、視線を落とすゆう。 それをみて藍は慌ててゆうの肩に手をかける。
「ごめっ…きゃっっ」
手をかけようとした瞬間にゆうが体ごと藍の方に向いたので文字通り 肩すかしに合った藍はそのままゆうにむかって倒れ込む。
「「あっっ」」
ギシッとソファーが軋む音がしてそれからお互いの体に衝撃が走る。
「いったたたたた…」 「だ、大丈夫ですか?藍さん…。」
「うん、ゆうちゃんは?」 「はい、大丈夫です。」
ゆうに抱えられている藍は顔だけ上げてゆうを見つめる。
「…あ、藍さん?」
ドラマかアニメのワンシーンの様。ベタベタなシチュエーション。 わかっていても、こういう風になると人はどうしても欲望に 対して正直になるものなんだと藍は思う。
もうどれくらいこうやって見つめ合ってているのだろう…。
…次第にお互いの顔が近づく。
「あぃ…」 「だまって…。」 「…/////…。」
3つくらい数えたら唇に柔らかい熱が降りてくる。 まるで初めてみたいにゆうはぎゅっと手足に力を入れる。
ぐいっと舌で口の中をこじ開けられる。
「は…ふっ…」
ソファーに体が沈むのと唇を塞がれているので 酸素不足になりそうで頭がぼーっとする。
なんとなくかすかにコーヒーの香りが漂った時 ふっと目の前が明るくなる。
「……?泣いてるの?ゆうちゃん…」 「はぁ…はぁ…んぇ?」 「…ヤだった?」
声が出なくてゆうは力一杯頭を横に振る。 目の前にゆらゆらと歪む藍乃顔があって、ゆうはやっと何となく 自分に何が起きたのか理解する。
「…大好きです、藍さん…。」 「ん…私もぉ…。
しばらく折り重なってお互いの鼓動を確かめる。 なんとなく、なんとなく、
いつまでもこうしていたいという気持ちが強くて せっかく煎れたコーヒーには申し訳ないのだけれど もうしばらく放っておく事にした。
おわり。
from比奈 かかかかかかかかか…書き逃げっっε≡≡ヘ( ´∀`)ノ |
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| トラックバック:0 | レス:4
(2006/11/29(水) 19:46) |
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コメント
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こんにちわぁ! |
覚悟して見させてもらいましたょ!
いいですねぇーx2 何だろう?この満足感
いいなぁx4もっと見た〜い 明日もss?書く?
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| URL | ネイチャ #- | 2006/11/29(水) 22:58
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気に入ってもらえて幸いですねぇ〜 アリガトウ(_ _)
今日も気が向いたら(というかネタができれば) 書きます。はぃ。
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| URL | 弥家比奈 #- | 2006/11/30(木) 08:41
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はじめましてっっ |
やっぱこのせつ・藍ゆうは最高ッスよね〜w 同志として比奈様には親近感がありますっ(〇´艸')♪ SS萌え死にました!! m(__)m
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| URL | 美加 #TU21jv9k | 2006/12/01(金) 01:53
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>美加さん
いらっしゃいませ!同志ですかっ(〃▽〃) うれしぃですねぇ〜♪ありがとうございます。
SSはネタが浮かんだら随時投下していきますので また読んでやってください(_ _)
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| URL | 弥家比奈 #- | 2006/12/01(金) 07:52
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